資生堂ギャラリーは、1919年にオープンした現存する日本で最古の画廊。2001年に「東京銀座資生堂ビル」の地下１階にリニューアルオープン、海外の作家からも注目を集める表現の場です。
8/29(火)からスタートするのは、ファッションブランド「コズミックワンダー」と、現代美術作家の前田征紀と工藝デザイナーの石井すみ子によるユニット「工藝ぱんくす舎」による展覧会「かみ」展。
かみって、”髪”のこと？ あ、 ”神”かな？ と、なんとも興味惹かれるタイトルですが、本展でフィーチャーされるのは、生活の中で最も身近な工芸である「紙」。そのなかでも天然の素材を使い手作業で作られる手すき和紙の可能性を探ります。
展示されるのは、すべての生命の源であり和紙作りにかかせない「水」にフォーカスして工藝ぱんくず舎の創案したセレモニー「お水え」のしつらえや道具、そこからイメージを膨らませて作られた工芸作品。自然の素材で、昔ながらの手作業で作られたそう。
想像上のセレモニーですが、日本人としての古い記憶が呼び覚まされるような、不思議な体験ができそうです。
トップ写真=パフォーマンス「お水え」 撮影：長島有里枝
うみかみ紙衣 上衣 下衣 小浜海岸の海藻を漉き込んだ楮和紙 コズミックワンダー
水瓶 水碗 石見の白土、野焼き焼成 石井直人
「かみ コズミックワンダー と工藝ぱんくす舎」展
会期：2017年8月29日（火）～10月22日（日）
平日 11:00～19:00 日･祝 11:00～18:00 毎週月曜休
入場無料
会場：資生堂ギャラリー
東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
http://www.shiseidogroup.jp/gallery?rt_pr=tr890
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