シンプリストの模様替え。「手放す」「手を加える」で快適なお部屋づくり
少ないもので豊かに暮らすシンプリストに、部屋をすっきりと整えるコツと工夫を教えてもらいます。今回は、goodroom オリジナルリノベーション賃貸「TOMOS(トモス)」に暮らすスタッフの岡山さんに、模様替えしたお部屋と、「手放したもの」、「手を加えたもの」について教えてもらいました。…
今年の秋にいま住んでいる部屋の更新を迎える、グッドルームスタッフ田村。
いままでなんとなく部屋探しをしてきたけれど、つぎは絶対おしゃれな部屋に住みたい……
いったいどんな部屋が見つかるのか!? 引越まで、リアルタイムで日記をつづります。
すっかり間が空いてしまいましたが、「床」につづいて今度は「壁」のこだわりの話です。
リノベーション工事中のお部屋をみんなで塗装する体験会がありまして、私も参加をしてきました。
場所は北品川。
じつはこちらのお部屋、「TOMOSが大好きです!」と言ってくださっている入居者さんがもう決まっておりまして、下にお住まいの物件オーナーさんとともに、のりのりで参加してくださいました。
ちなみに、長い間同じ方がお住まいだったこちらのお部屋、ビフォアは「昭和!」て感じでして、参加者の皆さんに見ていただいたところ、けっこうな驚きが。
「この状態で住むって決められたんですか!?」なんて質問も飛んでいましたが、ここ、品川駅までも徒歩圏内と、かなり場所がいいんですよね。入居者さんには、他の完成したお部屋も見てもらいまして、イメージを膨らませた上でご契約いただいてます。
眺めもいいんですよねー
そんなお部屋に集まっていただいたのは総勢8名の参加者の皆さんと、オーストラリアのこだわり塗料、PORTER’S PAINTS からきていただいた、講師のおふたり。
キッチンと部屋とをわける壁を取り払って、大きなLDKにしました。
この壁の2面を塗っていきます。
いまや、ホームセンターにもさまざまな種類の塗料が売られており、ご家庭でのペインティングも手軽にはじめられるようになりましたが、買うのを忘れちゃいけないのは「マスカー」と「マスキングテープ」です。
塗装とはマスキングであると言っても過言ではないとのこと(なんてだれも言ってませんでしたけど)。
塗り絵をきれいに仕上げるためにまず最初に全ての枠線を塗るのと同じ要領ですね!
(きっと女の子にはわかってもらえるたとえ)
まず、ペイントのキワにマスキングテープを貼ります。マスカーを直接貼らないのは、後々はがすことを考えて、ということ。
そのマスキングテープから少しだけ外側にマスカーを貼っていきます。貼りおわったら、ついているビニールをぴろーっとのばして養生にするのですが、これがなんとも、やみつきの気持ちよさなんですよね。「買おうかな…」と言っている参加者の方がいました。なにに使うんだ。
次に、PORTER’S PAINTS 専用の下地材を塗っていきます。
これは、塗料のつきをよくするためのもの。
どの色でも同じ、白の下地を使います。
塗る刷毛も PORTER’S PAINTS 専用。シャンプーしてリンスしてお手入れされてるんだそうです。
下地はとにかく「厚塗りしすぎず、均一な厚さにすること」が大切。
塗装って、けっこう厚みのでるものなんですね。毎週、ワークショップで塗りかさねをつづけているPORTER’S PAINTS ショールームの壁は、数センチの厚みになってきているんだとか。
壁のセルフペイントが当たり前の欧米のお家なんかも、”歴史の厚み”が生じてるのかもしれませんね。
きれいに仕上げるには、うす塗りがオススメです。”お化粧と同じ”とのこと。これも女の子にはわかりやすいたとえ。
さぁ、ついに!本番の色を塗っていきます。
今回の色は、入居者さんに選んでもらった「COOL BLUE」という色。
PORTER’S PAINTS の場合は、質感もいくつかの中から選んでもらうことができます。
今回は、セルフペイントの場合にオススメの、大理石の粉末が入っている「STONE PAINT FINE」を選びました。
講師の方が持ってきてくださったサンプルをみんなで触りまくる。石が入っているので、陰影が綺麗。光の当たり方でさまざまな表情を見せてくれます。
さてこの刷毛塗りなのですが、「上から下に規則正しく」と思っていたのですが、「塗料をおいて、ナナメに塗り伸ばしていく」要領で、なるべく刷毛目がバラバラになって残らないようにするのがコツなんだそうです。だから、今回のように数人で思い思いの場所から塗り始めちゃってもぜんぜん大丈夫なんですねー。
ぬりぬり
本番塗装は二度塗りでむらなく仕上げます。ショールームでのワークショップと違い、実際住むお部屋なので気合が入りますね!(入居者さんもオーナーさんも目を光らせてますし…)
ぬりぬり
乾くのを待っている間に、各自、お土産の植木鉢を同じ色に塗装してもらいました。小さなものを塗りだすとなぜか無言になる一同。
さて、お楽しみのマスキングはがしのお時間です。
かさぶたをはがすときのような悦楽があります。
完成!うーん、いい色!
参加者の方からは、壁を塗ることで、「かなり部屋っぽくなった」との感想が。
ビフォアとくらべると、本当に見違えるようですね!
TOMOSが大好き、とおっしゃってくださるノリノリの入居者さん、オーナーさんのおかげで、(それと暑い中、みんなで何時間もTOMOSですごしたことで)TOMOSに住みたい!と思ってくださる方も多かったみたいです。
そしてそれはもちろん私も・・・なのですが・・・さぁ、よい物件は見つかるのか!?
乞うご期待。
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