お部屋の紹介
駅に到着、いくらか歩いてお部屋へ。ほっと一息。
この流れの中で、これほどある一部の構成が重要だということを認識させてくれるお部屋はないと思います。マンションで、オートロックがあるんですが、このお部屋だけ、オートロックの玄関を通らずに、道からそのまま入るんです。この「駅、徒歩、家、ほっ」を揺さぶる問題のお部屋を、今回は紹介します。
建物は自由が丘から歩くこと5分。自由が丘という人気エリアにあっては、駅近の内に入ると思います。帰り様によっては、緑道を帰路に加えることもでき、場所もとてもいいと思います。そうしてたどり着いた建物には入り口が3つ。一つは1階に入居する店舗。もう一つはオートロックのマンション入り口。そして102号室。。。
歴史的に見てみましょう。道路に面して門を省いて入口がある形式。例えば農家は生け垣が巡って門があり、主屋があって玄関が存在します。この時、門はすなわちオートロックのエントランス。公私というものが、ヒエラルキーをもって緩やかに移行します。これが省略された形を取るのがそう、町家です。もちろん中には門をとるものがありますが、道路に面して玄関がある形式が町家です。このお部屋は、まさに町家の形式を表面的に現しています。
考えてみましょう。町家は、道路に面した居室に格子を造ります。つまり、プライバシーの問題を内部化したのです。このお部屋を見ると、その部分がちょうど磨りガラスであり、ここから入る光と、道の往来による光の造形こそが、この部屋のテーマなのだと分かります。この場所にあるべき本来の姿です。
さて、とはいっても、町家で寝室は2階とか1階の奥とか、さすがに表ではありませんでした。そもそも寝室という名称は本来ないのですが、それをギリギリ表現したのがこのロフトであり、手すりのデザインです。この部屋に似つかわしくないコテージ風の手すりデザイン。この部屋がここで破綻したことを見事に表現した意匠です。わざとです。わざとおかしくしているのです。これも建築する一つの意味なのかもしれません。
場所よし意匠よし。されどアイロニー。この皮肉をものともしない、自分のデザインに変えてしまえる人、自由が丘が呼んでます。
物件概要
家賃 |
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管理費 |
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号室/階 |
- |
間取 |
ワンルーム |
広さ |
25.06㎡ |
敷金/礼金 |
- / - |
保証金 |
- |
+初月の日割り家賃
- 金額は目安のため、実際とは異なる場合があります。詳細はお問い合わせください。
- 家賃(前払い)
- 138,000円
- 管理費(前払い)
- 5,000円
- 敷金
- 138,000円
- 礼金
- 138,000円
- 保証金
- 0円
- 仲介手数料(1.1ヶ月分)
- 151,800円
- 鍵交換費用(目安)※1
- 20,000円
- 火災保険(目安)※1
- 20,000円
- その他費用※2
- 要確認
※2 例:月額保証料、24時間サポート費用、町会費用、口座引落手数料、駐車場・駐輪場費用 等
アクセス
東京都世田谷区
奥沢7丁目3-10
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設備 |
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そのほか設備 |
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備考 |
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不動産会社情報 |