レイアウトの変化を楽しむ2LDK、シンプル・ホテルライクに整える1Kなど。12月の「インテリア実例」まとめ読み
人気企画「私らしく暮らす。賃貸インテリア」の記事を、まとめ読み!2022/11/26〜2022/12/25に公開したインテリア実例の記事をまとめました。今月は、DIYと形を変える家具でレイアウトの変化を楽しむ2LDK、シンプル・ホテルライクに整える1Kなどのお部屋が人気でしたよ。…
女子だって、DIYしたい!
女子力を活かして「楽しく☆ かわいく☆美しく」DIY活動をする「DIY女子部」にて講師経験のあるsonokoさんに、お部屋にいますぐ簡単に取り入れられるDIY術をお聞きするシリーズ。
第六弾は、ベランダやお庭でグリーンを飾るのにうってつけ。ラダーシェルフの作り方を教わります。
材料の見取り図があるので、ホームセンターに持っていくだけですぐ作れちゃう!今週末試してみようかな。
(編集部)
春ですね♪
暖かくなって庭に自然と足が向く今日この頃です。
そういえば私がDIYを始めたのは、庭の背景を木工で作りたいと思ったのがきっかけでした。
今回は私が木工をやり始めたばかりの頃に、庭用に作ったラダーシェルフをご紹介いたします。
省スペースで使うため壁に立てかけられるよう設計し、
ステップは鉢を乗せられるように奥行きを持たせて作りました。
古くて記録が残っていないので、背板のデザインを変えてサイズを小さくして新しく作り直しました。
サイズは大小両方紹介いたしますので、庭で使うなら大きい方を、室内やベランダなら小さい方を、などと使い分けてくださいね。
初心者は木材カットが難しいのでホームセンターのカットサービスをおすすめします。
私もサイズが決まっているものや正確さが求められるものはカットサービスを利用しています。
【材料】
ラダー大(ブルー)
1×4材 890mm 2本
1×6材 330mm 2本
1×2材 330mm 2本
ラダー小(シルバーグレー)
1×4材 710mm 2本
1×6材 300mm 2本
ホワイトウッド面取り材 20×30 300mm 1本
ホワイトウッド面取り材 20×60 300mm 1本
ノコギリに自信がないようなら、ホームセンターのカットサービスを最大限利用してください。
この木取り図を持って行って、カットサービス係の人に見ていただいてください。
斜めカットは表向きやっていないことになっていますが、忙しくなければやってくれる可能性があります。
以前ベニヤからアルファベットをくりぬいてもらってる人を見たことがあります。
脚を斜めにカットします。
左側の地面に接する部分は背側を20mm短くして、斜めに立てかけられるようにします。
右側は飾り切りなのでだいたいで大丈夫ですが、私は背側から20mmのところから前方95mmのところまでを切り取りました。
背板は左右の上部を2mm×3mmの直角三角形になるようそれぞれ角を切り取ります。
棚板も左右前方を48mmの二等辺三角形になるようそれぞれ角を切り取ります。
これは棚板を斜めに取り付けたときにちょうどよくなるようになっているので、
ここはしっかり測って切ってくださいね。
やすりを使って角を落とします。
角を落とすとぐっとこなれた感じになります。
木材組み立て時に接合部となる場所は適合が悪くなるので削らないでください。
木材保護塗料を塗ります。
まずは木口(こぐち)という木の繊維の方向に逆らって切ってある部分を塗っていきます。
全体を一度塗ったらしっかり乾かします。
棚板を付ける場所を墨付けします。
ラダー大は上から260mmと520mmから前方に20mm下がるように斜めに墨付けし、下から墨付け線を見ながら線の上に棚板を取り付けます。
ラダー小は上から205mmと430mmから前方に20mm下がるよう斜めに墨付けし、線の上に棚板を取り付けます。
これでラダー小も背板から棚板底までが225mmで一段目底と二段目底の間隔も225mmになります。
組み立てて二度塗りします。
しっかり乾かしたら次は上にペンキを塗り重ねます。
私がエイジングペイント(経年変化したように見せるペイント法)に使用するのは水のりとカレー用スプーンです。
どちらも100円ショップのものです。
古いラダーシェルフを参考にしながら、ペイントが剥げやすい場所に水のりを塗っていきます。
水のりが半乾きになったら上にペンキを重ねて塗ります。
通常ならペンキは何度か塗り重ねるものですが、水のりを使用する時は一回でぽってりと厚塗りします。
乾いてくるとひび割れてきます。
ひび割れなかった場所も、水のりが完全に乾く前にスプーンで引っ掻くとペイントを簡単に剥がす事が出来ます。
全体のバランスを見て、剥がし足りない場所を100番の紙やすりでこすります。
最後にワックスで隅っこの汚れがたまりそうな場所を意識して汚します。
今回はまず木材に染み込んでいく木材保護塗料を塗り、
その上にペンキでコーティングをして、最後にワックスで水をはじくようにと3層に木材を保護しています。
屋外や水回りでも使用できますが、屋外は日光や雨風などで過酷な環境です。
2年に一回は塗り替えすることをおすすめします。
ワインレッドとピンクと白でまとめた日影のコーナーに置いてみました。
銅葉のコルジリネにラダーのシルバーグレイが映えます。
これまで暗くて目立たなかった壊れた時計も存在感が増したように思います。