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福富優樹さんの「ルーツに囲まれた部屋」から。Homecomings メンバーによる暮らしの連載がスタートします

私らしく暮らす。賃貸インテリア(Special)

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福富優樹さんの「ルーツに囲まれた部屋」から。Homecomings メンバーによる暮らしの連載がスタートします

フォーピースバンド Homecomings のメジャーデビューアルバム「Moving Days」は、その名の通り「引越し」がテーマ。goodroom とのコラボレーションで、メンバーの皆さんによる連載がスタートします。

約1年半前、京都から東京へ、メンバー全員がお引越しをされてきたというHomecomings。 ギターの福富優樹さんのお部屋に伺い、暮らしへの想いをお聞きしました。

text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai

Homecomings は、同じ京都の大学に通っていた畳野彩加さん(Vo./Gt.)、福田穂那美さん(Ba./Cho)、石田成美さん(Dr./Cho) 、福富優樹さん(Gt.)の4人で結成されたフォーピースバンド。約1年半前にメンバー全員が京都から東京へお引越し。2021年5月12日に、その名も『Moving Days』とタイトルのつけられたメジャーデビューアルバムをリリースされました。

メンバーのうち3人が、同じ街で暮らしているというHomecomings。
ギター福富優樹さんのお部屋に伺いました。


川の近くの街で

故郷の石川県でも、京都での学生時代にも、川の近くの家に住んでいたという福富さん。東京へとお引越しされてきて選んだ部屋も、郊外の駅から大きな橋を渡って川を越えた先にあります。

「京都では、ずっと狭いワンルームに暮らしていたので、3部屋以上あるところに住みたい、と思っていました。窓が大きくて明るい部屋が2つに、ダイニングキッチン、という今の部屋の間取りは、引越す前から理想の部屋としてずっと思い描いていたものなんです」

お部屋は、キッチンと、ベランダに面した2部屋のある40㎡ほどの2DK。

お部屋は、キッチンと、ベランダに面した2部屋のある40㎡ほどの2DK。

たくさんの本やレコード、CDが並ぶリビングスペース。メンバーが集まってゲームをしたり、年末にはみんなで「M-1グランプリ」を観戦するのが恒例なんだそう。

たくさんの本やレコード、CDが並ぶリビングスペース。メンバーが集まってゲームをしたり、年末にはみんなで「M-1グランプリ」を観戦するのが恒例なんだそう。

「ピアノが置ける部屋にしたい」ということも、思い描いていたことのひとつ。

「ピアノが置ける部屋にしたい」ということも、思い描いていたことのひとつ。

「京都にいたときは、毎日、外のお店に出かけていて、家にいることは少なかったんです。引越したら、都心からは離れていても広い部屋で、家にいる時間が好きになれるようにしたいと思っていて。今は、コーヒーを淹れたり、料理を作ったり、部屋にいることが好きになりましたね」

もうひとつのお部屋は、ベッドルーム兼、作業スペース。ベッドにいるのは、ベースの福田さんにおすすめされたIKEAのクマ。

もうひとつのお部屋は、ベッドルーム兼、作業スペース。ベッドにいるのは、ベースの福田さんにおすすめされたIKEAのクマ。

この椅子に座って、壁に飾った様々なアイテムを眺めながら、考える時間が多いそう。思いついた言葉やスケジュールも、メモにして壁に貼られています。

この椅子に座って、壁に飾った様々なアイテムを眺めながら、考える時間が多いそう。思いついた言葉やスケジュールも、メモにして壁に貼られています。

「夕方の時間帯がすごく好きです。家の前の空き地で子どもたちが遊び出すのを眺めたり、キッチンの窓からは夕日が入るので、それを浴びながら晩御飯を作ります。近所からいろんな匂いがしてくるのがいいですね」

引越してからは、料理も毎日の習慣に。

引越してからは、料理も毎日の習慣に。

おすすめの料理本は『肉炒め』と『恥ずかしい料理』

おすすめの料理本は『肉炒め』と『恥ずかしい料理』

都心から離れた、静かな住宅街での暮らしですが、近所に楽しいポイントも見つけられているそうです。

「夜、自転車に乗って、工場地帯に散歩しに行くんです。ほとんど人が来ないような道で、静かだけれど、動いている感じがするのがすごく好きで、なんだか落ち着きますね」

「ルーツ」を大切にする部屋

「好きなものに囲まれているのが落ち着く」と福富さん。リビングには、京都から持ってきた棚に、本やレコードがぎっしりと並べられ、お部屋のあちこちに様々なアイテムが飾られています。

リビングにあるソファと、ソファ正面に飾られたポスターは、バンドとも関係の深いイラストレーター、サヌキナオヤさんからプレゼントしてもらったものだそう。

リビングにあるソファと、ソファ正面に飾られたポスターは、バンドとも関係の深いイラストレーター、サヌキナオヤさんからプレゼントしてもらったものだそう。

「影響を受けたグラフィックノベルのすごく好きな作家さんのもので、なかなか手に入らなかったんですが、サヌキさんがプレゼントしてくれました。いつでも目にしたいと、この場所に飾っています」

本棚も、好きな作家さんのものをよく目に入る場所に並べたりと、好きな見た目になっているそう。ふとしたときに、いつでも手にとれることが大事だといいます。

本棚も、好きな作家さんのものをよく目に入る場所に並べたりと、好きな見た目になっているそう。ふとしたときに、いつでも手にとれることが大事だといいます。

思い入れがあるのは、こちらの『タンタンの冒険』のフィギュア。Homecomingsのライブがある際にも、いつも持っていきステージに飾るそう。『タンタンの冒険』は福富さんの大事なルーツのひとつで、先行配信された楽曲「Herge」も、作者の名前からとられています。

思い入れがあるのは、こちらの『タンタンの冒険』のフィギュア。Homecomingsのライブがある際にも、いつも持っていきステージに飾るそう。『タンタンの冒険』は福富さんの大事なルーツのひとつで、先行配信された楽曲「Herge」も、作者の名前からとられています。

セサミストリートなど、アメリカのテレビ番組も、昔から好きなもののひとつ。小さく可愛らしいフィギュアは、今売られているものではなく、60年代〜80年代に作られたヴィンテージのものを、リサイクルショップなどで見つけてくるのだそうです。

セサミストリートなど、アメリカのテレビ番組も、昔から好きなもののひとつ。小さく可愛らしいフィギュアは、今売られているものではなく、60年代〜80年代に作られたヴィンテージのものを、リサイクルショップなどで見つけてくるのだそうです。

カーテンレールの上なども利用して、好きなものはいつでも目に入るように飾ります。

カーテンレールの上なども利用して、好きなものはいつでも目に入るように飾ります。

「時代と逆行しているのかもしれないけど、好きなものは目に見える形で、全部置いておきたいんです」
と福富さん。アイテム同士の繋がりを想像したり、この部屋へとやってきた来歴をお聞きしたりするうちに、すっかり世界観に引き込まれてしまうお部屋でした。

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Homecomingsの連載がスタートします!

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goodroom journal で、Homecomings のメンバーの皆さんによる、コラム連載がスタートします!それぞれの暮らしの中で大切にしていること、ずっと手放さないでいるものなど……暮らしへの想いをお聞きしていきます。どうぞお楽しみに。

Homecomings メジャーデビューアルバム『Moving Days』特設サイトはこちら
https://movingdays.ponycanyon.co.jp/

田村美葉

田村美葉

グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。

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