必要なものだけを見極め、居心地の良い空間づくり
都心の職場にもアクセスの良い路線の近くでありながら、閑静な住宅街の環境と日当たりの良い間取りを決め手に決められたお部屋はコンパクトなワンルーム。
前回の住まいからの引越しで同じ物の量では住まいに収まり切らず、新しい住まいが改めて必要なものを見直す良い機会になったのだそう。
「前の住まいは作り付けの収納が多くあったので困らなかったのですが、今回の住まいになって、収納スペースが減った分、空間を作り出して収納を考える必要がありました。そのためダイニングテーブルやチェアなどスペースを取ってしまうものは一旦、家からは手放して住まいを考えることにしました。」
「合わせて衣類や食器などの数が多くあるものも見直しましたね、衣類は毛玉が出来てないかなどの状態などを、食器は昔買った100均のものでこれからも使い続けたいと思うかで判断していきました。」
見直された結果、衣類収納は以前よりもずっとコンパクトになっていました。まだまだ少し多いかなという感覚とのことで、今後、さらに数は絞り込まれそうです。
「日用品なども買い溜めるよりは、使う分だけ購入するようになりました。いつ使うかわからないもので空間を無駄にすることが無くなったのは、スペースにも心にもゆとりを与えてくれましたね。」
アート作品なども大量生産されたものは手放され、kahoさん自身の思い入れあるものだけに。
ひたすら物を無くすというのではなく、ちゃんと大切にされたいものをお部屋に残されているところに、普段の暮らしと住まいを考え、取り組まれている様子が伺えます。
収納や身の回りのものを考えつつ、空間自体が限られている中で、視覚的にゆとりをもたらしてくれていたのが出窓。花や植物をはじめディスプレイを楽しめる空間になっていました。
「狭い部屋でも出窓があるおかげで飾ることを楽しめています。空間に広がりを感じられるのが良いです。」
今の住まいに必要のないものは手放される一方で新しく住まいに迎え入れられているインテリアもありました。部屋やインテリア同士の色合いも考えながら選ばれたヴィンテージ家具たちはどれもじっくりと選び抜かれたものばかり。
「何年も使い込まれて飴色になった木の色が好きですね。質のいい家具が全体の雰囲気をがらりと変えてくれています。玄関のチェストは時間をかけて探した末に、Rocca Vintage&antiqueさんのサイトで見つけたものです。玄関の通路を邪魔しないサイズ感とシンプルなデザインが気に入りました。」
「このチェスト周りには好きなアイテムが集合していて、帰宅する度に癒されます。」
チェストと同じ木の色合いで選ばれていたのがキッチンのガラスキャビネット。
中には先ほどのお話にもあった、今回の住まいに合わせて厳選された器がお店のディスプレイのように綺麗に並んでいました。
居心地の良い空間作りにはDIYも有効活用。キッチンは引っ越す前の住まいで作られたもの、限られた備え付けのキッチンスペースを拡大してくれる便利なアイテムになっていました。
「実用性はもちろん、見た目も白タイルは普通の賃貸では中々見られないので、自作できて満足しています。おしゃれにリノベーションしたお家のような気分にもなれるのが良くて、ここでコーヒーを入れる時間がとても好きですね。」
改めて、今回の住まいで身の回りのものを考えることで気づきも多かったと話すkahoさん。
「気に入っていないものは必需品ではない限り一度手放してみる。そうすることで本当に必要なものに気づく良い機会になりました。必要ならば厳選したものをまた迎え入れれば良くて、それを繰り返すことで、自分にとって好きなものしかない、理想の空間が出来たらと考えています。」
住みはじめて1年弱、まさに今が一通り手放されたタイミングとのことで、今後は自身にあったもの選びをもう一度始めようと考えられているとのこと。身の回りのものから、よりkahoさんらしい空間が生まれてきそうで、それがどんなものになるのか楽しみです。
暮らしに合わせて、持ち運びやすいもの選び
お部屋の中で生活のしやすさや気分に合わせて変更が行いやすいように、意識されていたのが「持ち運びやすいもの選び」でした。
「籠収納を有効活用しています。必要最低限のもので快適に暮らすには、住まいの中で持ち運びできるものが重宝します。化粧品やドライヤーはボックスに入れて、外出前の準備はミラー前で、寝る前はベッドサイドでと移動させながら使っています。
リビングでの作業や食事時にちょっとスペースが追加で欲しい時のミニテーブルとしても役割を果たしていました。これは使い勝手が良さそうですね。
ダイニングテーブル自体も、前回からずっとコンパクトになっていました。
「メルカリで購入したものですが、家での仕事には十分なスペースがあり、小さい分、部屋内での移動も便利ですね。」
物の移動のしやすさが、居心地の良い理想の空間を考え抜くのにも良い影響を与えていました。
「お気に入りのニーチェアは、しばらくスペースがなくて畳んでいたのですが、レイアウトを変えてから大活躍するようになりました。座り心地に加え、圧迫感の出ないデザインは今の住まいにも馴染んでくれて気に入っています。」
お気に入りのチェアが置けるようになり、リビングはよりリラックス出来る空間に。
「お部屋が見渡せるため、好きなものが目に入り、とにかく落ち着きます。」
「ペットのゲージとも距離や目線が近くなり、その様子にも癒されますね。」
持ち運びやすさと大切に使っていきたいともの選びはこれからの暮らしも見据えての考えからでした。
「次の住まいで使っていくことも含め、今のお部屋は考えられたらと思っています。しばらくは引き続き、この住まいで必要なもの、好きなものだけで暮らすために、生活習慣や持ち物をもっと見直していけたらと考えています。」
「自分に必要なものの量に見合う、必要なものだけを厳選した暮らしということは変わらず大切にしたいので、引っ越すとしても大きすぎない部屋が理想です。窓が大きく眺望の良い場所でお庭かバルコニーで育てたお花を飾るのが夢ですね。」
住まいは変わっても、変わらず自身がくつろげる空間と日々の暮らしを大切にされている様子が伺えたkahoさんのお部屋。
今後のライフステージやライフスタイルの変化を通じて、次はどんな空間が生まれるのか、今からとても楽しみです。
kaho(dkdk.living)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/dkdk.living/
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