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実際どうなの?半年住み続けたからこそ感じた、ホテル暮らしのデメリット7つ

ホテル暮らしの365日 Vol.08

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実際どうなの?半年住み続けたからこそ感じた、ホテル暮らしのデメリット7つ

現在ホテル暮らしまっただ中のgoodroomスタッフ、イワタリサが、ホテル暮らしのリアルを語る連載。第8回目はホテル暮らしに興味がある人に向けて、いろんな角度から情報をお伝えしたいと考え、あえてデメリットをご紹介します。

text : RISA IWATA

もちろんあるよ、ホテル暮らしの「デメリット」

みなさんこんにちは。goodroomサブスくらしのスタッフ、イワタリサです。

サブスくらし」は、全国800箇所以上のホテル施設やマンスリー物件と提携して、月額定額制でホテルに長期滞在できるサービスです。この連載は、運営会社であるgoodroomの社員であり、実際にホテル暮らし真っ最中の私の体験記。

これまでこの連載では、ホテルで生活する上でのメリットや心地よく過ごすためのアドバイスなどについて私の経験をもとに様々な角度から紹介してきました。

連載を見てくださっている皆さんに「ホテル暮らしの魅力」が伝わっていれば嬉しいなと心から思っていますが、一方で「メリットしかない」と言い切るつもりもありません。

そこで今回は、あえてホテル暮らしの「デメリット」についても触れてみようと思います。

ホテル暮らしをスタートして半年住み続けたからこそ、メリットはもちろん、デメリットもいろいろ見えてきました。

また、賃貸暮らしとホテル暮らしの両方を知ってるからこそ、比較できる「ここはちょっと……」と思うポイントも挙げてみました。ホテル暮らしを真剣に考えている方は知っておくといいかなと思う、ぶっちゃけトークを繰り広げたいと思いますので、ぜひご覧ください!

※なお、イワタ個人の意見ですので感覚には個人差があるかなと思います。あしからず!

ホテル暮らしのデメリット「設備」編

1. シャンプー・タオル・水などが体に合わないことがある

ホテルの部屋の水は、飲料用として活用できることがほとんど。ですが以前住んでいたホテルで、水がどうしても合わず体調を崩してしまったことがありました。

また私は肌があまり強い方ではないので、シャンプーやタオルが合わず、肌荒れをしてしまったことも。メイクのりが悪かったり、吹き出物ができたりすると、ややストレスを感じます。

対策:
・基本的に飲料用の水は、2Lペットボトルを常備するようにする(配備があるホテルも)
・シャンプーが合わないときは、旅行サイズ用のミニサイズのものをドラッグストアで購入し、代用する
・タオルが合わないときは、顔用だけでも肌に優しいものを個人で準備。(かさばらない&すぐ乾くので手ぬぐいもアリかなと思っているところです)
・シャンプーやタオルにこだわったホテルを選ぶ

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2. 空調の設定が自由にできない

主にビジネスホテルなどの空調は各個室で温度管理ができず、全館まとめて管理されていることが多いです。そのため自分ではまだ寒いと思っていても、「暖房から冷房に移行します」と言われてしまうことも。特に季節の変わり目は、思い通りの温度管理ができず苦労しました。

対策:
・「消す/つける」や「風量」の調節は各部屋で可能。窓を開けたり、着るもので調整したりする
・乾燥が気になる場合は、加湿器が無料でレンタルできないか、事前に確認する

3. 収納スペースが少ない

一般的な一人暮らし用のホテルの部屋では、短期滞在向けに作られていることが多いので、クローゼットがない場合がほとんどです。あってもハンガーを掛けられるところが少しある程度です。

対策:
・フロントにお願いすれば、ハンガーを追加で借りることが可能。多めに借りるようにする(全てのホテルが対象ではないので、各ホテルへの確認が必要です)
・ベッド下収納があれば活用する(詳しくはこちらの記事をチェック:「ホテル暮らしの衣替え事情と、賢くオシャレを楽しむ方法」)

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4. 床がカーペットの場合が多く、素足で歩けない

ホテルの部屋には「玄関」という概念がありません。そのためほとんどの部屋では入口から部屋までがカーペットでつながっています。清掃はきちんとしてくださってはいるものの、私がやや潔癖なのか、素足で過ごすことには抵抗が……。
お風呂上りもすぐに、使い捨てのスリッパを履かなければいけないので、やや面倒。

しかしカーペットだからこそ、足音が気にならなかったりホコリが舞いにくかったりするのでありがたい一面も。

対策:
・ビーチサンダルやクロックスのように、水に強く、脱ぎ履きしやすいものを持っておくようにする
・小型の粘着クリーナーを常備して、気になったときにすぐ掃除できるようにしておく(ホテル暮らしで意外と粘着クリーナーは重宝します!洋服にホコリがついたときなどにも使えるので、一つあると便利です)

ホテル暮らしのデメリット「習慣・ルール」編

5. 共有部へ出るときに、見かけ(メイクや着るもの)が気になる

フロントに荷物を取りに行くとき、施設内のランドリーや自販機を利用するとき、共用のシャワーや洗面スペースを利用するとき……。そういったタイミングで「共用部」を頻繁に利用するのも、ホテル暮らしならでは。

賃貸の時はすっぴんでも、ジャージでも気にせずコンビニに行けたのですが、今は無防備な姿で館内を移動するのは(誰も見てないと思いつつ)ちょっと気が引けます。

対策:
・さらっと羽織れて、中の洋服を隠せる衣類が一着あると良い
・できるだけ外出先から帰ってきたときに用事を済ませ、何度も部屋の外へ出なくていいようにする

6. 人を呼べない

ホテル暮らしをしている間、友人やパートナーなどを部屋に招き入れることはNGです。理由は消防法などの関係で、ホテル側が「いつ・誰が」ホテルの室内にいるのかを、明確に把握しておく必要があるためです。

ホテル暮らしをしていると「行ってみたい!」と言ってくれる友人も多いので、中を見せてあげられないことは残念です。

対策:
・ホテルのロビーやラウンジなど、人を招き入れてOKなスペースを確認。そこでお茶などを楽しむ

7. 清掃の度に、部屋を一度出ないといけない

自分で清掃やゴミ出しをしなくていいことは、ホテル暮らしのメリット!でも、清掃の日程を事前に把握し、その度に部屋を出ないといけないのは、意外と面倒だと感じました。

以前オンライン会議の最中に「清掃です」とノックされてしてしまったことがあって、バタバタしてしまったことも(笑)。

対策:
・住み始める前に、清掃の頻度を確認する(週何回?何時頃?スキップすることはできる?など)
・突然出ることになっても大丈夫なように、ラウンジは滞在できるようになっているか、近所にすぐに入れるカフェはあるか、などチェックしておく

メリットもデメリットも理解して、ホテル暮らしを始めよう

あくまでここで挙げたデメリットは私個人が感じたものなので、他の人にはまったく当てはまらないこともあるかもしれません。見ていただいて想像の範囲内のものから、意外なものまでさまざまだったのではないでしょうか。

またデメリットを整理してみて感じたのは、なんだかんだ言っても、自由気ままに住まいを選べるホテル暮らしが今の自分にはいいな、ということ。賃貸生活が恋しくないかと聞かれることもありますが、一から家具を揃えたり、初期費用を払ったりすることを考える方が面倒だなというのが本音です。

これからホテル暮らしをしようと検討されている方も、ホテル暮らしってどんなものなのか気になっている段階の方も、今回の話が参考になれば嬉しいです。ぜひ良い面も悪い面も知った上で、検討してみてくださいね!

初期費用も家具・家電もいらない「goodroomサブスくらし」

月額6.98万円から、全国800以上のホテルやTOMOSのマンスリーマンションに「定額」で自由に住み替えできるサブスクサービス「goodroom サブスくらし」がスタートしました。
初期費用も不要、家具・家電も不要で、思いついた日から気軽に新生活がスタートできます。
新しい暮らし方の選択肢に、ぜひ加えてみてください。

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三宅

イワタリサ

イワタリサ

goodroomホテル暮らし社員&サウナ部部長。新しいもの好きなハングリー20代。サウナと古着屋とだし巻き玉子が好き。座右の銘は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
Instagramでホテル暮らしの日常を更新中!:https://www.instagram.com/iwtr_37/

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