TOMOS 都会と森とわたし
1R(45.95㎡)
写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、無垢床リノベーション「TOMOS」のお部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。
今回訪ねたのは、会話の弾む大きなキッチンを中心したリビング・ダイニングが気持ち良い、鈴木さん・尾山さんカップルのお部屋。とてもすっきりとして見えるお部屋の秘密を伺ってきました。(編集部)
text & photo : Ken Ohyama
鈴木さんと尾山さんのカップルはとても仲良しでフレンドリー。
「そろそろプロポーズしてほしいんですけどね」と笑いながら言う鈴木さん。
思わずぼくは、そういうのタイミングですもんね! と、尾山さんをフォローしてしまった。ぼくも妻からかつてそういうプレッシャーを受けた覚えがあり、他人ごとと思えなかったので、つい。
おしゃべりが弾み長居してしまったのは、おふたりの人柄もさることながら、部屋の居心地が良かったせいもあると思う。とても開放的で、気持ちがいい。
「なるべくモノを置きたくなくて、ここへ引っ越してくるときにめちゃめちゃ処分しました」と鈴木さん。新たに買ったのはソファとベッドだけだという。
きけばおふたりは旅行会社にお勤めとのこと。そういえば旅慣れた人は荷物が少ない。
「仕事で飛行機に乗っているあいだ、ここの間取り図を見ながら配置を考えてました」という尾山さん。
熟考の末、家具の多くがDIYになったという。窓際のデスク、キッチンの棚、いずれも自作だけあってスペースにぴったりだ。
特に台所の棚がすばらしい。ゴミ箱からはじまり、収納カゴや食器など、置かれるモノに合わせて作ってあるので全く無駄がない。みんな気軽に家具を自作するべきだ。部屋がすっきりする。
キッチンのこの棚のすばらしさは、なんといってもその高さにある。「ソファに座ってキッチンを見たときに棚が隠れる高さで設計しました」とのこと。なるほど。視界に入るのは白い壁で、すっきりとして見える。
料理好きの尾山さんがこのお家を選んだ決め手の一つがキッチンだったという。たしかにこの広さと間取りでこのキッチンカウンターの大きさと位置はなかなかユニークだ。一方で、キッチンがオープンになると、調理器具や食器棚が存在感を持ってしまうという問題がある。それを背が低くて見えない棚を自作することで解決したというわけだ。すばらしい。
ここがふたりで暮らすはじめての部屋だという鈴木さんと尾山さん。
それまで一緒に住んでいた姉妹が家を出ることになり、部屋を探さなくてはならなくなった鈴木さん。
ちょうどその時尾山さんもひとり暮らしをしていた部屋が契約更新の時期。
これを期にふたりで暮らそう、という時に見つけたのがこの部屋。条件にぴったりで即決だったという。
かくのごとく、何ごともタイミングだよな、と思ったしだいだ。がんばれ、尾山さん。
※テキストは取材時のものです。昨年秋にご入籍されたとのこと。おめでとうございます!!
(最後にもう一度編集部から)
グッドルームのオリジナルリノベーション「TOMOS」のお部屋は、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌で、毎月10~20部屋登場します。社員も気に入って住んでいる者が多い、無垢フローリングの居心地のよい空間を体験してみてくださいね。
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大山 顕
写真と文:大山 顕
“ヤバ景” フォトグラファー / ライター。1972年11月3日生まれ。住宅都市整理公団総裁。出版、テレビ出演、イベント主催などを行う。「”ヤバ景”って何?」「”総裁”っておおげさじゃない?」など各種ご興味がわいた方は OHYAMA Ken.com にいってみてください。
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