隠れ家カフェの午後3時
1R(20.07㎡)
ひとり暮らしのワンルーム。壁や天井を大胆に使って、とことんシンプルに、でも機能的に暮らす、美しいお部屋を訪問してきました。
text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai
14畳ほどのデザイナーズマンションでひとり暮らしをされているKΛFKΛさん。
縦に長く、窓が南北にあって風の抜ける、気持ち良いお部屋です。
広いお部屋ですが、家具は最小限に抑えてシンプルに暮らしてらっしゃいます。
人懐こく可愛らしいワンちゃん3匹と暮らしています。
「男前なインテリアと、ナチュラルなインテリア、どちらも好きなので、玄関からグラデーションになるように考えて、つくっています」
とKΛFKΛさん。
縦に長いワンルーム、寝室とリビングとは、天井から布をさげてゆるく仕切ります。「窓からの光を遮らないように、両サイドは開けるように工夫しています」
原状回復の必要な賃貸のお部屋ですが、退去する時には自己負担で修復する条件で承諾をもらい、壁や天井を自由に使っています。
特に、こちら側の壁の使い方がとても素敵。
手前の印象的な棚と、黒のスツールはDUENDEのもの。
「イタリアの電車にある棚」をイメージして作られた、パイプのみで構成されるシンプルなラックのシリーズ「WALL」。色は無塗装のシルバー。この棚をここに導入したのをきっかけに、時にはDIYも交えながら、機能的で暮らしやすいお部屋を作っていったのだそう。
ホームセンターで購入できる2×4材を棚受けブラケットを使って取り付けた、シンプルな棚。
ひとつひとつ、形が絶妙なアイアンのパーツは、どちらも楽天にショップのある「a depache」や「TREMOLO」のもの。
ベッド横のサイドテーブルはDUENDEの「TUBE & ROD」。
アイアンの究極にシンプルなハンガーラックがつけられた反対サイド。
棚板は同様にブラケットで壁に取り付けられているので、余計な脚がなくすっきり。
実はこちらのお部屋、収納は玄関横の小さなものだけ。
大きな収納家具は一切おかず、でもすっきりと部屋を見せている秘訣は、「生活必需品の数を絞り、厳選している」こと。
「ただの置物を飾るのって実は苦手で、実用的でかつインテリア性のあるものが好きなんです。ほぼ毎日触る日用品を飾れば、埃も被らないのでお掃除も簡単なんです」
とのコメントに、なるほどと膝を打ちます。
グリーンは空気を停滞させないために必須のアイテム。
キッチンも、実用的で、かつインテリア性も優れたアイテムのみに厳選。
ベッドルーム側はドライフラワーを中心に。
KΛFKΛさんのお部屋の美しい壁。確かにあらためて拝見すると、無駄なものがほとんどないですね。
壁や天井をうまく使い、日用品を素敵に飾られたお部屋。美しく機能的に整ったお部屋に、「暮らしやすさ」ってこういうことなのかも、と感じます。
KΛFKΛさんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/kfk2080/
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。