Wishes come true!
1R(42㎡)
いつかはこんな風に、大きなワンルームを自分らしく彩って暮らしてみたい。
シンプルなハコのような、収納の一切ないワンルームを、気に入った家具や、DIYの収納で使いこなしている、一人暮らしのお部屋を訪ねました。
text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai
イノウエさんが一人暮らしをしているのは、新築アパートの2階、ワンフロア占有のワンルーム。
45㎡、17畳という広さで、玄関側にまとめられた水回り部分以外、間仕切りもない真四角の「自由な空間」です。
天井や壁は一部コンクリート打ちっ放しのデザイナーズワンルーム。
天井が高くて、シンプルなつくりに開放感があります。
もともとはミッドセンチュリー系の家具がお好きだったというイノウエさん。このお部屋に暮らし始めてからは、徐々にインダストリアル系のテイストに変えていっているところ。
広い空間を活かして、大きめの気に入った家具を揃え、大胆に配置しているのがかっこいいです。
天板はIKEAで購入し、好みの脚をつけたオリジナルのテーブル。椅子は憧れていたデザイナー、ピート・ヘイン・イークとIKEAのコラボアイテム。
ソファも、この部屋に合わせてIKEAの大きなサイズのものに買い替え。テーブルはイサム・ノグチの不朽の名作、コーヒーテーブルのリプロダクト。
アート作品もお好きで、部屋の至る所に様々な作品が飾られていました。こういう暮らしかた、憧れるなぁ。
水槽の中でお昼寝中の相棒。
45㎡とはいえ、全く収納がなく、まっさらなホワイトキューブのような状態だったこのお部屋。服の収納場所を作るため、DIYで「大きな壁」をつくっています。
一番気に入っているのは、自分で作られたというこの壁。
裏側は、業務用のスチールラックを使ったクローゼット収納になっています。
大きく頑丈な業務用のスチールラック。これを部屋の真ん中に立て、その裏側をウォークインクローゼットのようにして使われているイノウエさん。棚にも、自分で手を加えてひと工夫を。
L字金具と木材を組み合わせて、スチールラックに板を打ちつけます。
こうして釘打ちできる「壁」ができたことで、大きなモニターもこの通り、壁づけに。
配線を後ろに回せるのでスッキリ。ライトもつけています。
収納が一切ない、新築デザイナーズのこのお部屋。かっこいいけど、住むのは大変そう……とも思ってしまいますが、DIYがお好きなイノウエさん、真四角のこの間取りを見て、「全部、自分の好きなようにできるな」と気に入ったのだそう。
実際に自分で工夫をして、大胆に間仕切りまで作られているのをみると、「こういうのもアリだったんだ!」と目からウロコ。余計なものが何もないからこそ、プランを自由に考えられるんですね。
下の部分には、飾り棚と本の収納を兼ねたローシェルフをおいて。
こちらのスニーカーコレクションが収まる棚もDIY。ブロックに色を塗った板を渡しただけの簡単施工。
キッチンの作業台や、玄関のシューズクローゼットも自作しました。
収納が一切ない部屋だったからこそ、自分の好きなものに「ぴったり」の収納が作れる。そんな風にも考えられますね。
賃貸でも、自分の空間を自分でデザインする余地のある広々のワンルーム。
自分の好きなものが、ぴったりの場所にそれぞれ収まっている空間、いつかはこんな風に暮らしてみたいと憧れを感じます。
イノウエさんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/i_am_goino/
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。