「整う」生活
1DK(26.09㎡)
「家賃保証会社」って、聞き慣れない会社ですが、お部屋の申し込みをしたら、利用料の支払いが必要と言われてびっくりしたという方も多いのでは? その仕組みをまとめました。
text : Miha Tamura from goodroom journal
入居申し込みをしようとしたら、保証会社の利用が必須と言われました。
親に連帯保証人になってもらう予定なので必要ないと思ったのですが、どうしても利用しないといけないんですか?
家賃保証会社とは、その名の通り、家賃滞納があった場合、建て替えて家賃を支払ってくれる会社です。
基本的には、連帯保証人となってくれる親族の方がいらっしゃらない場合などに利用する会社なので、連帯保証人が決まっているときには、入居者さんにとっては利用するメリットがないですよね。
ただし、高齢化社会に伴って、ご家族がご高齢のため家賃の保証が難しくなっていっているなどの社会背景があり、入居申込の時点で「保証会社利用必須」とされている物件が増えてきました。
入居したいお部屋が「保証会社利用必須」の場合、それを回避する、ということは残念ながらできませんので、どうしても難しい場合は他のお部屋を探さなくてはいけないことになってしまいます。
今後はさらに保証会社利用必須の物件が増えていきます。
予定していた初期費用より多く支払うことになりますので、保証会社の利用有無については部屋探しの時点で確認をするようにしましょう。
また、部屋探しが初めてだと、いきなり知らない会社に安くはない金額を支払うことになって、面食らいますよね。
家賃保証会社に関して、よくある質問をまとめてみました。
入居者さんが家賃を滞納してしまった場合に、オーナーさんに対して支払いを保証します。
まず何より、連帯保証人となってくれるご親族がいらっしゃらない場合に、連帯保証人の代わりとなってくれます。
フリーランスの方や、外国籍の方など、ご自身の収入を証明することが難しい場合などにも、利用することで安心してお部屋を借りられます。
入居申込時と、数年ごとの更新時に、家賃に応じた保証料を支払います。
この割合や、更新の期間は、会社によってさまざまです。
・ 初回保証料 家賃の20%〜100%
・ 更新料(1年ごと、または2年ごと) 家賃の20%〜100%
保証会社を利用するお部屋の場合は、オーナーさんに代わって、保証会社が入居審査を行います。
基本的には、所属する会社へ電話での在籍確認、源泉徴収票や納税証明書などから年収の確認をします。
マルイが提供している ROOM ID などの場合は、クレジットカードの入会審査と同様に、クレジットヒストリーをチェックすることがあります。
お部屋を管理する不動産会社が代理店契約をしているため、不動産屋さん単位で保証会社が決まっていることが多いです。
入居者側で自由に選ぶことはできません。
保証会社利用必須のお部屋でも、連帯保証人もあわせてつけてください、とお願いをされる場合もあります。
また、すべてのお部屋で、緊急連絡先を用意する必要があります。
こちらは、基本的には「日本国内に住んでいる親族の方」とお願いされることが多いです。
保証会社の保証料以外にも、引越し時に必要な初期費用は、お部屋ごとや会社ごとに決まっていて、基本的に入居者の都合で値切ったり、払わないということはできません。どうしても納得ができないなら、お部屋自体、申し込むのをやめちゃうのもアリだと思います。
言われるがままに払ってしまいがちですが、部屋探しの前にしっかり、「なんのために支払うお金なのか?」把握しておくとよいですね。
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。