美しい造形
1R(29.6㎡)
小さな賃貸のクローゼット。すぐいっぱいになってしまうという方に。気をつけたい「収納のルール」をまとめてみました。実際のインテリア事例を参考に、ぜひシンプルライフをスタートしてみてください。
text : Miha Tamura from goodroom journal(初出:2018年1月)
クローゼットや食器棚、冷蔵庫など。入る分だけ、100%ぎちぎちに詰め込むと、探すのも一苦労でストレスが溜まっていきます。
おすすめは、収納力全体の「6〜8割まで」の量だけにとどめること。
さっと取り出すのも、片付けるのもびっくりするほど楽になって、驚きますよ。
こちらは、整理収納アドバイザーの本多さおりさんのお部屋。家族3人暮らしでオンシーズンの衣服はこれだけという少なさ(捨てるモノ、しまうモノ。本多さおりさんに聞く「シンプルに暮らすコツ」)
家具や洋服などを買うときに心がけたいのは、新しく買ったら、今まで使っていたものをひとつ、減らすこと。
特にお引越しの最初には、2人が持っていたものを寄せ集めると「足りないもの」にばかり目がいってしまいがちですが、思い切って、新しい部屋、新しい暮らし方に合わせて、家具はすべて買い換えてしまうのも、すっきりと暮らすにはおすすめです。
大事に使っていたものは、意外に高値で買い取ってもらえることも多いです。古着買取や、リサイクルショップなどを上手に活用しましょう。
持たない暮らしを徹底している中村さんの部屋。引っ越すときに、部屋に合わせてほとんどの家具は買い換えているそうです(東京、ワンルームで持たない暮らし。男性Webエンジニアの部屋)
物が多くて入りきらないときには、新たに収納する場所を増やすのは避けましょう。
収納するスペースが増えれば増えるほど、なぜか荷物の量も同じだけ増えていってしまうものです。
入らなくなったときは、見直しのチャンス。不必要なものを整理するようにしましょう。
小さな1Kに暮らす越智さんの部屋。大きな収納は備え付けのクローゼットとベッド下のみ。とてもすっきりしてます。(すっきりしているのにマニアック!ベンチャーで働く若手女性の部屋)
クローゼットの奥や、食器棚の奥など、死角になっている場所には、どんどん「死蔵品」が溜まっていきます。
壁にかけたり、扉をとりはずしたりして、すべてのものに目が行き届く仕組みを作ると、自分が持っている物の量が把握でき、不思議と部屋が片付きます。
UR×無印良品の団地に暮らすplus9さんのお部屋は、収納のほとんどがオープンで、入っているものがよくわかります。(UR×無印良品の団地に住む。plus9さんのシンプルで機能的な暮らし)
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。