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手になじむ器と道具を買いに Vol.4

ここに来れば、私のお気に入りが見つかる。「黄色い鳥器店」(東京・国立)

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ここに来れば、私のお気に入りが見つかる。「黄色い鳥器店」(東京・国立)

毎日手にとるものだから、こだわって選びたい器と台所道具。料理と食事を楽しくしてくれるような逸品の揃うお店をたずねます。
今回おじゃましたのは、国立駅から徒歩3分ほど、小さなビルの2階にある、「黄色い鳥器店」。どんなふうに使おうかな、とワクワクしてくるような、楽しみの詰まったお店でした。

text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai

「ここに来れば何か見つかる」という場所にしたい

階段をとんとんと上がって、ドアを開けると、大きな棚の上から下、壁や天井まで、さまざまなアイテムが並びます。

お話をお聞かせくださったのは、高橋千恵さん。

「たとえば人に贈り物をするときでも、いろんな人がいて、いろんな好みがあるけど、”ここに来れば何か見つかる”、と思ってもらえるようなお店にしたくて。みんなが楽しんでもらえるように、なるべくバリエーションを広げて、いろんなものを紹介したいと思っています」

器だけでなく、カゴや布のもの、ちょっとしたオブジェまで。選ばれている基準は、「面白いな、と思う、感覚にひっかかるもの」。

器だけでなく、カゴや布のもの、ちょっとしたオブジェまで。選ばれている基準は、「面白いな、と思う、感覚にひっかかるもの」。

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棚の上から下、壁や天井も使って、楽しくディスプレイされています

棚の上から下、壁や天井も使って、楽しくディスプレイされています

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お店の名前にちなんで、鳥モチーフの器や雑貨もいろいろ。

お店の名前にちなんで、鳥モチーフの器や雑貨もいろいろ。

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普段使いによさそうなアイテムもたくさんあって、日常使いから贈り物まで、本当になんでも相談できそうなお店です。

普段使いによさそうなアイテムもたくさんあって、日常使いから贈り物まで、本当になんでも相談できそうなお店です。

今より駅から遠いところにお店があったとき、わざわざ来てくれたひとにお茶ぐらい出したいとつけたキッチンは、今の場所でも、真ん中に。

今より駅から遠いところにお店があったとき、わざわざ来てくれたひとにお茶ぐらい出したいとつけたキッチンは、今の場所でも、真ん中に。

「なるべく、うちならではの品揃えにしたいんです。そのほうが、お店をやっていても楽しいので」と高橋さん。ひとつひとつのアイテムについてお話を伺っていくと、作家さんとの出会いについてや、作られる工程のひとつひとつまで、たくさんのストーリーがありました。

LAURA CARLIN (ローラ・カーリン)さんの絵本とオブジェ・器

ローラ・カーリンさんは、ブラティスラヴァの国際的な絵本原画展でグランプリを獲得するなど、ロンドンで活躍する若手のイラストレーターさん。黄色い鳥器店では、グランプリを獲る前から知り合いからつながった縁で個展を開いていたそうで、オブジェや器まで、ここにしかないアイテムが揃っています。

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グランプリをとった絵本がこちら。立体のオブジェを作り、その写真をコラージュして作られた、ユニークな世界。

グランプリをとった絵本がこちら。立体のオブジェを作り、その写真をコラージュして作られた、ユニークな世界。


絵本にも登場するマッチ箱のオブジェや、器まで。絵本の中の世界がこうして形になって、毎日手に取れるって、素敵です。

絵本にも登場するマッチ箱のオブジェや、器まで。絵本の中の世界がこうして形になって、毎日手に取れるって、素敵です。

匙屋 さかいあつしさんの匙

もともと、国立ですぐ近所にお店があったという匙屋さん。岡山に引っ越された今も、黄色い鳥に来れば、出会えます。「全部、自分で木から削って、一本ずつ作るんです。拭漆で仕上げてあって、口に入れたときの感じがすごくいいですよ」

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寺門広気(てらかどこうき)さんの器

益子の作家さん、寺門さんの器には、ロボットや動物など、縫い目風に描かれたユニークな絵柄がいっぱい。

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宮内知子(みやうちともこ)さんの大きな木皿

木を貼り合わせ、漆をつかって模様を描き出す、凝った製法で作られた大きな木皿。食卓の主役になってくれそうな1枚です。

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小沢賢一(おざわけんいち)さんのカッティングボード

もともとは、スキー場近くの居酒屋さんを経営していた小沢さん。さくらやくり、くるみなどの無垢の木材を使って、カッティングボードを製作されています。表には独特の模様がつけられていて、パンやチーズなど食材をのせればとても絵になる食卓に。

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洋服を選ぶように、組み合わせを楽しんで

器の上手な選び方をお聞きすると、「洋服と一緒と思うと、わかりやすいですよ」と教えてくれた高橋さん。たとえば、白いシャツに、アクセントで柄物をさしこむように、なんにでも使える白い器を選んだら、それに合わせて、柄のあるアイテムを組み合わせていくのがおすすめ。
「お椀やお箸のような、毎日使うものは、ちょっといいものを買ってみるのもいいですよ」

日常使いにおすすめなのは、五十嵐元次(いがらしもとじ)さんの白い器。リーズナブルで、オーブンでも電子レンジでも使えて、何にでも合わせられる器です。

日常使いにおすすめなのは、五十嵐元次(いがらしもとじ)さんの白い器。リーズナブルで、オーブンでも電子レンジでも使えて、何にでも合わせられる器です。

めし碗には、少しこだわったものを。小坂明(こさかあきら)さんの黒いめし碗(左)は、均一な厚みになるよう丹念に削り、漆を何度も塗り重ねながら焼き付けるなど、非常に凝った製法で作られるとっておきの逸品。

めし碗には、少しこだわったものを。小坂明(こさかあきら)さんの黒いめし碗(左)は、均一な厚みになるよう丹念に削り、漆を何度も塗り重ねながら焼き付けるなど、非常に凝った製法で作られるとっておきの逸品。

ひとつひとつ、手に取るたび、形がおもしろいもの、絵柄がユニークなものなど、初めて見るようなものばかりで、思わず目を奪われ、ワクワクとしてきました。今日は、どんなものに出会えるかなと、楽しみに通いたくなるお店です。

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黄色い鳥器店
東京都国立市北1-12-2 2F
営業時間 12:00〜19:00
定休日 月曜日・火曜日
TEL 042-537-8502
http://kiiroi-tori.com/

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