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「リノベーション」はリフォームとどう違う? 選ぶ時のポイントは?

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「リノベーション」はリフォームとどう違う? 選ぶ時のポイントは?

建物は古くても、室内を改装することで暮らしやすく生まれ変わる「リノベーション賃貸」。とはいっても、「新築」とは違うので気をつけてチェックすべきポイントもあります。「リノベーション賃貸」の特徴と選ぶときのポイントをまとめました。

text : Miha Tamura from goodroom journal(初出:2017年10月)

Q. リノベーションがおすすめと聞くけど、リフォームとどう違うんですか?

「リノベーション賃貸」がおすすめと聞くけど、普通のリフォームとどう違うんですか?
おすすめの理由も教えてください。

A. 「元に戻す」のがリフォーム、「価値を付加する」のがリノベーションです

お部屋探しのときによく聞くようになった、「リノベーション」。
その意味をじっくり解説しているところって、たしかに少ないかもしれませんね。

リフォームと、リノベーションですが、こちらは法的な基準や業界慣習などは特にありません。
言葉の定義から考えてみると、

・リフォーム = 古くなった設備や内装を「元に戻す」こと
・リノベーション = 既存の設備や間取り、内装に手を加えて、「価値を付加する」こと

というように、使い分けされていることが多いかなぁと思います。
新築当時の姿に戻すだけではなくて、いま住む人にとって嬉しい価値が足されているのがリノベーションなんですね。

ですので、「リノベーションのほうが工事にお金がかかっている」とか、「水回りの設備がすべて刷新されているのがリノベーション」とか言われることもあるんですが、リノベーション工事でもまだ使える設備ならそのまま残すこともありますし、決まった基準に基づいているわけではないので、一概にそうとも言い切れないところがあります。

「価値を付加する」って、つまりどういうことか、実際のリノベーション事例を元にお話しますね。

ポイント1 : 間取りを変えて、現代の生活に合った使いやすい間取りに変更する

2DKだった間取りをリビングの広い1LDKに。3DKだった間取りを2LDKに。あるいは、思い切ってどどんと広いワンルームに。など、リノベーションでは、いま住む人のニーズにあった使いやすい間取りに変更することが多いです。
賃貸のお部屋では、自分で壁を壊したりはできないですから、使い勝手のよい間取りだと、やはり全然住み心地が違いますよね。

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たとえば、リビングを大きくとって、奥まった場所にあったキッチンをカウンターキッチンやアイランドキッチンに変更した間取り、いまとても人気があります (住める!おしゃれ賃貸まとめ 今日、ごはん何にする?おしゃれなカウンターキッチンの1LDKまとめ

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ほとんどの壁を取り払ってしまった、こんなユニークな部屋も(今日のイチオシ物件 from 東京 「間取り」から解放されたリノベーション

ポイント2 : 内装やデザインを刷新する

デザインにこだわった、見ていてワクワクしてくるものが多いのも、リノベーションの特徴です。
おしゃれな壁や、ドア、キッチン、洗面台など。インテリアや家具を選ぶように部屋を選ぶ楽しみがあります。

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同じ部屋が何部屋もつくられる新築と違って、リノベーションの部屋はその1部屋だけにこだわりを詰め込んだ「1点モノ」も多くあります。時には、映画のワンシーンから抜け出たみたいなこんなスゴイ部屋も(今日のイチオシ物件 from 東京 家に帰れば、ハードボイルド。映画の主人公になりきってしまいそうな部屋

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ざっくりラフな雰囲気の内装も人気。時には、床は足場板を使い、壁のペンキは途中まで、なんて斬新なものも。(今日のイチオシ物件 from 福岡 ペンキ、塗っておきました。途中まで。

ポイント3 : 素材や、質感にこだわる

賃貸の部屋では、オーナーさんにとって管理が楽になるように、汚れにくい素材、汚れが目立たない素材、すぐ張り替えられる壁紙などが採用されていることも多くあるのですが、リノベーションでは、住む人にとって価値になるようにこだわった素材が選ばれたものもあります。
漆喰の壁や、無垢フローリングなど、天然の素材にこだわったもの。ドアノブや、照明スイッチなど、細かな部分でも毎日触れるものの質感にこだわったものなど。見た目だけではなく、触れごこちも重視したいですよね。

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手に触れる部分は木の素材にこだわった、こんなリノベーションも(今日のイチオシ物件 from 東京 下町、駅前、よいリノベ。

グッドルームのオリジナルリノベーション賃貸「TOMOS(トモス)」は、全部屋、無垢フローリングを採用。ホンモノの木のぬくもりを感じる床で、木の家具や革のソファ、ヴィンテージとも相性が良いです。

グッドルームのオリジナルリノベーション賃貸「TOMOS(トモス)」は、全部屋、無垢フローリングを採用。ホンモノの木のぬくもりを感じる床で、木の家具や革のソファ、ヴィンテージとも相性が良いです

こんなところには気をつけましょう

「新築と同じ」とうたわれることもあるリノベーションですが、建物の土台や、柱などの躯体の部分にまで手を入れて工事をするわけではないので、新築の物件とはやはり違います。

特に、どういったポイントに注意が必要か、まとめてみます。

・ 窓のサッシやドアなどは、古いままのことがほとんど。多少がたつきがあることもありますし、完璧な遮音性や、気密性を求める方は注意が必要です。

・ 建物の共有部までは手を加えられないことも多いので、オートロックなどのセキュリティーは新築物件に比べるとあまり充実していないかも。

・ 耐震性や、防火安全性は、建てられた当時の建築基準に基づいています。もちろん、現代の基準に合わせて耐震工事などをしている物件もあるので、気になる方は確認してみるといいでしょう。

リノベーション賃貸に向いているひとって?

リノベーションの部屋で、これだけはどの部屋も共通しているのは、
「古いものを大事にしたい、という気持ち」
なんではないかなぁと思います。

古くなったらすぐ壊して、どんどん新しいものを作る、そういうサイクルではなく、古いものでもまだ使えるものは大事に残して、ただ我慢するのではなく少しずつ手を加えて長く使い続けていきましょう、という考え方が、リノベーションの根底にはあります。

ですから、なんでも新しいモノが好きな方ではなく、なるべく質の良いものを長く使いたい、愛着のあるものは手入れや修理をしてずっと使い続けたい、ヴィンテージやレトロさを感じるものが好き、というような方に、リノベーションの物件はよく合うんじゃないかな、と思います。

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田村美葉

田村美葉

グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。役得。

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