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木のぬくもりを、日常に-白金台「健やかな木工」開催

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木のぬくもりを、日常に-白金台「健やかな木工」開催

金属製のものとは違う、なめらかであたたかさを感じる、木製のカトラリー。一本の木から削り取られ、丁寧つくられたカトラリーの展示販売会が、11月22日まで白金台で開催中です。

text : ASAKO MIYAKE

毎日過ごすお部屋の床、日々使うお箸やスプーンなどのカトラリー、食事をするテーブル……。

物であふれた私たちの生活の中でも、そこに「木」を感じられると、なぜかホッとする類のものがいくつかあります。

今回ご紹介したいイベントは、「Lake of Grace」という、2017年からスタートした、1年にひとつずつプロダクトを通して滋賀の魅力を紹介していくプロジェクトのひとつ。

木を見極め、そこから削り出され、丁寧に作られたカトラリーの展示・販売会です。

このカトラリーが作られているのは、のどかな田園風景が広がる、滋賀の里山。細い小道を抜けてたどり着いた小さな丘の上には、木工作家の川端健夫さんと、パティシエの美愛さん夫妻が暮らす、一軒の木造家屋があります。

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かつて農業学校だったこの建物に出会ったお二人は、ここが「文化の発電所」となることを思い描きながら、すこしずつ自分たちの手で、古い校舎を改築。

そうしてこの地に根を下ろした暮らしの中から、健やかな木工の生活道具と、季節の果物や木の実をふんだんに使った、素朴で優しいお菓子を生み出しています。

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夫の健夫さんが生み出すカトラリーは、誠実な佇まいと、あたたかい木の手触りが残っていて、日々の生活に寄り添い、「飽きずに長く使ってほしい」という「良い道具」への思いがひとつひとつに込められています。

それは決して特別なものではなく、作る人、使う人、食べる人に、ほんの少しの幸せをくれるもの。

きっと一度手に取れば、この1つのカトラリーに込められた想いが、あなたにも伝わるはず。
金属のカトラリーともまた違う、その口当たりや手触りを確かめに。

ぜひ足を運んでみてください。

Lake of Grace #003 健やかな木工

会期:2019年10月31日(木) ー11月22日(金) ※月・火定休(祝日を除く)
時間:12時ー19時 ※最終日は17時まで
会場:OFS gallery (OUR FAVOURITE SHOP内)東京都港区白金5丁目12−21

http://ofs.tokyo/lakeofgrace003

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三宅

三宅朝子

三宅朝子

goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。最近リノベマンションに引っ越したばかりなので、街だけでなく、室内の住環境を整えていくことにも興味津々。部屋中無印。

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