今までの自分じゃいられない
1LDK(43.79㎡)
時間が経つごとに変わる、見た目や肌触り。年齢を重ね、そんな革小物の魅力を知る方も多いでしょう。デザインと機能性を兼ね備えた革小物の販売イベントが、自由が丘にて開催されています。
text : ASAKO MIYAKE
今年の10月の増税を機に、キャッシュレス化が進んでいます。買い物をする際などにキャッシュレスで決済をすると、ポイント還元があることもあって、様々なサービスをようやく使い始めた方も多いのでは。
その影響もあって、現金の小銭やお札などはあまり出し入れすることがなくなった方も多いでしょう。となると見直したいのが、お財布。これまでたくさんのお金を収納できるお財布を使っていた方も、これを機に小さな財布に移行してみて、荷物の軽量化を図る方も増えているかもしれません。
そこで今回ご紹介したいのは、革小物「m+(エムピウ)」です。
元一級建築士である村上雄一郎さんが手掛ける「m+」は、お財布を中心とした約15種類以上の革小物を取り扱うブランド。12月12日まで、このm+の製品を購入できるイベントが自由が丘にて開催されています。
m+の特徴は、機能性の高さと使い勝手の良さにあります。
お財布を開けると立ち上がるBOX型のコインケース、その後ろにあるお札入れ……。小型のお財布ながら、その限られた空間が最大限に生かされたデザインが魅力です。
この考え抜かれた配置やつくりには、元一級建築士である村上さんならではの視点が詰め込まれています。
革製品、と聞くと「手入れが難しそう」「暗い色味のものしかなさそう」といった声がよくありますが、このm+では、輝くような上品な革の艶感が美しく、使用時に生まれる、「キズやしみ」もすべて味わいとなって残る上質な革を使用しています。
またカラーバリエーションも豊富で、黒や茶、カーキといったものはもちろんのこと、黄や鮮やかなブルー、赤みのかかった色もあります。明るい色ほど、色の変化が大きく、より長く楽しむことができそうです。
ほかにも100枚入る名刺入れなども用意されています。内容量が少ない時には20mmほどのコンパクトなサイズになるなど変形するのが特徴であるほか、表からも裏からも入れられて自分の名刺と、いただいた名刺をうまく分けられる構造にもなっています。ここにも村上さんの行き届いた心配りがあるようです。
年齢を重ねれば重ねるほど、その人柄に味わいが出てくるように、革小物にも時間が経つほど変わる色合いや手触り感などが感じられるようになります。
安くてすぐに壊れてしまうようなものではなく、5年後も、10年後もずっと使い続けられる革小物。ひとつ、自分の手元にあると毎日の暮らしが少し、豊かになりそうです。
m+ 村上雄一郎の仕事展
会期:2019年11月23日(土)~12月12日(木)
会場:カタカナ自由が丘店(東京都世田谷区奥沢5-20-21第一ワチビル1階)
http://katakana-net.com/2019/11/m-piu20191120.html
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三宅朝子
三宅朝子
goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。最近リノベマンションに引っ越したばかりなので、街だけでなく、室内の住環境を整えていくことにも興味津々。部屋中無印。