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川を望む、大きなアイランドキッチンが主役の部屋

TOMOS people Vol.5

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川を望む、大きなアイランドキッチンが主役の部屋

写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、無垢床リノベーション「TOMOS」のお部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。
第5回は、TOMOSの「カスタマイズ賃貸」で素敵なアイランドキッチンのあるワンルームのお部屋を「カスタマイズ」された、石井さんご夫妻のお部屋にご訪問。素敵なキッチンで、素敵な料理をふるまってもらっちゃいました!

text & photo : Ken OHYAMA

インタビューされてしまった

今回の取材は長かった。4時間ぐらいいたんじゃないだろうか。なぜそんなに長丁場になったかというと、話し込んでしまったからだ(あともうひとつ理由があるんだけど、それは後述)。

「向かいのビル、かわいいですよね」「このベランダから見える風景、どう思います?」などなど、着いて早々景観論談義がはじまった。きけばぼくの写真を知ってくださっていて、話がしてみたかったのだという。うれしい。ついつい「あの角のガラスの処理はなかなかですねえ」「外壁の色は前のほうがよかったんですよー」などと盛りあがってしまった。楽しい。でも、インタビューするのはぼくで、石井さんじゃないはずだぞ。おかしいな。

ともあれ部屋から見える風景の話になったのも道理。この部屋、なんと3方窓。これはうらやましい。特にキッチンの後ろに窓というのがすてきだ。

部屋の隅からパノラマ。左がキッチン(なぜ料理しているかはのちほど)。キッチン奥のドアの先が浴室で、そこにも窓があるという!

すごい改装スケッチ

いいなー、こういうキッチン。

「この位置にキッチンを持ってきてほしいとお願いしたんですよ」と石井さん。この素敵な部屋は、とあるビルの一室なのだが、ここ以外はみんな事務所。建物は年季の入ったもので(この古さ具合に関しても「味があっていいですよねー」と意気投合した)、もともとは住宅だったのだが、その後事務所利用に。今回大家さんが試しにふたたび住宅にしてみたのがこの部屋ということなのだそうだ。オリジナルはおそらく2DKだったと思われるが、冒頭の写真の通り現在はお風呂以外は大きなひとつの空間になっている。すてきだなあ、いいなあ。

そしてリノベーションにあたって、石井さんがかなりのアイディアを提案したのだそうだ。

図面に赤で指示。これぐらいはぼくもすると思うけど……

スケッチ!すごい!

玄関まわりもこの通りアイディアを提案。

よく見ると猫が。「描き込みたくなって、つい」

これらのスケッチをご覧いただければもう分かると思うが、実は石井さんはデザイナーだ。ただし、建築や内装のではなく、プロダクトデザイン。そうだと分かれば、また意気投合せざるを得ない。ぼくも学生時代はいちおうデザインを学んだ身だ。しまいには同行した編集の田村さんに向かって「ものの表面を平らに見せるためにはどういう配慮が必要か」などと二人して熱く語ってしまった。田村さん、すまん。

すごいのは、ほぼこれらスケッチの通りになっている点だ。「楽しかったです」と石井さんはおっしゃるが、職人さんはめんくらったんじゃないかなー。

みんな、壁塗ろう!

ダイニングテーブルの横の棚でやんわり仕切って、その先が寝室

棚のところでぐるっと見渡すとこんな。

ちなみにこの棚も自作!すごいなあ。

それにしても、賃貸の改装に対してこんな風に注文できるというのが驚きだ。石井さんもすごいが大家さんもすごい。きけば石井さん、分譲じゃない部屋を改装しちゃったのはこれが初めてじゃないという。

「学生の頃、アパートの部屋の壁を真っ白に塗ったりしました」
—塗りたくなりますよねー、壁。
「今のこの部屋も壁をいじりたいんですが」

おもしろいのは、奥さまも壁塗りの前科持ちだということ。

「実家の自分の部屋の壁や天井を塗りましたね。押し入れ紫色にしたり」
—紫!
「父には『魔女部屋』って呼ばれてました」

もしかしたら部屋に対する探求心の入り口って「壁塗り」なのかもしれない。みんな一度壁塗ってみるといいのではないか。そして大きな面積を均一に塗装するというのが思ったよりたいへんというのを体験するといい。実はぼくも学生の頃自分の部屋を塗ったことがある。職人さんってすごい、って思うよ。

ともあれ、ご夫婦揃って自らの手で部屋をいじったことがあるからこそ、いまこうして素敵な部屋を作ることができているのだなあ、と思った次第だ。

水辺の収集物を並べてもらいました

部屋の要所要所にすてきな水辺のオブジェが。

さて、本連載恒例の「並べてみよう」。石井さんが選んだのは「海岸で拾ってきたもの」。いわゆるビーチコーミングですね。

—部屋のあちこちにすてきなオブジェがあるなー、とは思ってました
「特に熱心に収集しているというわけではないんですが、海辺に行くと拾ってしまいますね」
—マリンスポーツとかされてるんですか?
「いえ、海は『ものを拾いに行く場所』です」

ということで、拾ってきたものを並べてもらいました

「これイワンボっていうんですよ」房総でよく使われていた手作りの網の重しだ。粘土を竹に巻き付けて焼いて作ったものだそうだ。へー。かわいい。

房総の他、海外で拾ってきたものたち。すてきー。

素敵な部屋で食事

すっかり楽しく話し込んでしまったわれわれだが、これだけでは終わらなかった。なんと、ランチを振る舞っていただいてしまったのだ。

さっきの調理風景はそういうことです。すみません、いただきます。

うわあ、おいしそうだぞ!

べつにこれが目当てでお昼前に訪問時間を設定したわけじゃないんですよほんとうに。

「スペインの郷土料理です」すばらしいです!いただきます!

すごーーーくおいしい!さらにいろいろお話をしながらごちそうになって、気がつけば4時間の滞在。こんな取材で罰が当たらないだろうか。いやいや、お料理をする様子も収めることができたという、しっかり充実した取材の一環ですよ。

写真見てたらお腹が減ってきた。

すっかり友達の部屋に遊びに来た、みたいになってしまったけど(その後Facebookで「友達」にもなった)、今回思ったのは「部屋見せるのって友達になる近道だ」ということ。

ふつう、部屋に招待するのって親しくなってからだけど、その逆の順番でもいいんじゃないか。ということで、近々ぼくは石井さんを部屋に呼ばねばならない。部屋片付けなきゃー。

これも恒例の「寝っ転がってポートレイト」素敵な部屋と素敵なおふたりでした。ありがとうございましたー!

大山 顕

写真と文:大山 顕

フォトグラファー/ライター。1972年11月3日生まれ。工場や団地などの構造物を中心に撮影と執筆を行っている。出版、ラジオ出演、イベント主催などで活躍。『工場萌え』『ジャンクション』『団地の見究』『ショッピングモールから考える』など著書多数。 twitter:@sohsaiinstagram:@ken_ohyama

(最後にもう一度編集部から)
グッドルームのオリジナルリノベーション「TOMOS」のお部屋は、東京・大阪・名古屋・福岡で、毎月10~20部屋登場します。社員も気に入って住んでいる者が多い、無垢フローリングの居心地のよい空間を体験してみてくださいね。

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