キューブで始める新生活
1R(15.18㎡)
おしゃれな部屋に住みたいけれど、なんとなくセンスに自信がない……。そんな風に思っている方は、インテリアの「配色バランス」を意識してみましょう。配色を整えるだけで、見違えてみえますよ。お手本にしたい、カラーコーディネートの上手いインテリアの実例をまとめてみました。
text : Miha Tamura from goodroom journal
お部屋のベース部分を占める色と、家具などで足していく色を「2色まで」に絞りましょう。
といっても、賃貸のお部屋では壁や床、建具の色はもともと決まった色(白や木目調)が多いはず。
そこで、グッドルームが考える「ベース」と「アソート」の配分はこうなります。
・床の色
・建具の色
・家具の色
床の色や建具の色が明るいブラウンなら家具も明るいブラウン、暗いブラウンなら暗いブラウンを合わせるとうまくいきます。モノトーンやグレー調のお部屋がお好きな方は、フローリングや建具も黒やグレーのお部屋を選ぶか、カーペットなどで調整すると良いでしょう。
・カーテンの色
・ベッドリネン
・ソファなど家具の布地部分
・アクセント壁紙の色
アソートカラーは自分で選べる色。シンプルスタイルを好む方はグレーやベージュがグッドチョイス。暗い色やビビッドな色を選んでしまうとお部屋が狭くみえてしまうので注意。
これ以外に「アクセントカラー」をたす場合は、お部屋の「1割まで」に抑えていきましょう。
ベースはホワイト、アソートにグレー、アクセントにブラックを使った、大人っぽいモノトーンコーディネートのお部屋です。
もともとのフローリングは淡い木目調ですが、白と黒の大きなカーペットを敷くことで、ベースは白に統一。
明るいグレーをアクセントクロスに選んで、アソートカラーを調節。黒に近いグレーの家具をアクセントにして全体を引き締めます。
もともと、ちょっと珍しいホワイトのフロアタイルのお部屋。
ベースはホワイト、アソートにベージュ、アクセントにアイアンなどのブラックを入れて、リゾートのような落ち着きのあるお部屋を作っていらっしゃいます。
ローテーブルの天板も、ベージュのものをチョイス。徹底されています。
大きなものだけでなく、部屋の飾りやドライフラワーまでベージュやホワイトで揃えると、全体にまとまってとてもリラックスした雰囲気に。
ベースはホワイト、アソートにトーンの似通ったピンク&グレー、アクセントに鮮やかなブルーを取り入れたお部屋。
ホワイト&グレーのフローリングに、ピンク&グレーの花柄の壁紙をあしらって、ガーリーな雰囲気を演出。
アクセントのビビッドなブルーは、グッと割合を抑えてプラス。
ベースにホワイト、アソートにライトブラウン、アクセントにグレーを取り入れたお部屋。
フローリングはライトブラウンのお部屋なのですが、家具や寝具の多くの部分に「ホワイト」を取り入れることで、配分的にベースがホワイト、アソートがライトブラウンになっています。
収納の中身も「ホワイト」で統一。ここまでしっかり色を揃えると、細々としたものをしまってもスッキリみえます。
ベースにライトブラウン、アソートにホワイト&グレー、アクセントにブルーを取り入れたお部屋。
先ほどのパターンとは逆に、家具のほとんどを床と同じパイン材で揃えたことによって、ライトブラウンがベースのお部屋になりました。
壁や建具は白。アクセントクロスと、寝具の色は淡いベージュグレー。カーペットにトーンが似通ったブルーも足されていますね。
ベースにダークブラウンとブラック、アソートにホワイトとグレー、アクセントに生のグリーンを取り入れたお部屋。
建具とフローリングが黒に近いダークブラウンなお部屋。壁はコンクリート打ちっぱなしでかなりクールな雰囲気ですが、カーテンや寝具を潔く白に揃えたことで明るく女性的な雰囲気もプラスされています。
ソファやテレビボードはワックスを効かせたブラウンとアイアンの黒で暗めに合わせています。ダークな雰囲気に、グリーンの緑が映えますね。
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。