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街で人気のボタニカルショップ Vol.8

嗅覚を研ぎ澄ませたオリジナルのボタニカル空間『farver』(東京・中目黒)

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嗅覚を研ぎ澄ませたオリジナルのボタニカル空間『farver』(東京・中目黒)

植物をうまく暮らしに取り入れ、楽しむヒントを探しに、街で人気のボタニカルショップをたずねます。
今回紹介するのは、中目黒にある隠れ家的なショップ、『farver(ファーヴァ)』。時代に対する嗅覚を研ぎ澄ませて、様々なスタイリングを提案してきたディレクター、渡辺礼人さんにお話を聞きました。

text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai

中目黒にある、秘密の花園

駅から少し離れたところにある『farver』、素敵な木のドアを開けてみると……

駅から少し離れたところにある『farver』、素敵な木のドアを開けてみると……


ヴィンテージの家具にたくさんの花が咲き誇る、秘密の隠れ家のような空間でした。

ヴィンテージの家具にたくさんの花が咲き誇る、秘密の隠れ家のような空間でした。


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ひとつひとつ、選び抜かれた生花、それにドライフラワーが並びます。

ひとつひとつ、選び抜かれた生花、それにドライフラワーが並びます。

ダークな色合いのヴィンテージな部屋に、色とりどり、ニュアンスのある花たちが映え、思わず、わぁこんな部屋に住んでみたいなぁ、とうっとり。
「住んでいる空間をイメージしやすいように、大きくレイアウトを変えてみたんです」とお話を聞かせてくれたのは、ディレクターの渡辺礼人さん。
ブライダルや、様々な空間のスタイリングなど、フラワーアーティストとしての仕事も多く手がける中、自宅用やプレゼントにふらっと買いに来れるような、街の花屋さんとしてのお店も大事にしています。看板を出していないのは、勇気を出して入ってきてくれた人を大切にしたいから。

どんなオーダーが来ても100%に近いものを提供する、抜群の安定感が大切。「あそこに頼めば大丈夫、と思ってもらえる店にしたくて」

どんなオーダーが来ても100%に近いものを提供する、抜群の安定感が大切。「あそこに頼めば大丈夫、と思ってもらえる店にしたくて」

嗅覚を研ぎ澄ませて

じつは元々、美容師をしていたという渡辺さん。「洋服の花柄が好き、というところから、花屋をやってみようと思ったんですよ」と老舗の花屋さんに就職。7年前独立し、知人から建物と建物の隙間にある小さなスペースを貸してもらって farver をスタートしました。
当時は森ガールのブームがあった頃。聖地とも呼ばれていた中目黒で、「若い人にも花を楽しんでほしい」という渡辺さんの思いが実現します。2年後、今の場所に移転し、最近のドライフラワーのブームで farver は再び有名に。
そして今は、さらに時代の先を見据えて、「やっぱり生花を中心に!」とレイアウトをがらりと変更しました。店頭には、市場で厳選された花のみが並びます。

「お客さんに感動してもらえるような、自分の好きなもの、ぱっと目がいくものだけを置いています」

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長野の若い生産者さんから仕入れたというバラ、パリスは、ニュアンスのあるカラーがとても印象的。

長野の若い生産者さんから仕入れたというバラ、パリスは、ニュアンスのあるカラーがとても印象的。

こちらのバラは、ガブリエルという種類。蕾から咲き誇るに連れて少しずつ変化する、とても繊細な紫色が美しい。

こちらのバラは、ガブリエルという種類。蕾から咲き誇るに連れて少しずつ変化する、とても繊細な紫色が美しい。


クリスマスの時期に活躍するスギも、今の時期は、新芽が出てきて色のグラデーションが綺麗。季節によってのいろいろな変化が感じられる日本はとても恵まれているといいます。

クリスマスの時期に活躍するスギも、今の時期は、新芽が出てきて色のグラデーションが綺麗。季節によってのいろいろな変化が感じられる日本はとても恵まれているといいます。

一輪挿しからスタートしてみよう

渡辺さんにお聞きした、花のスタイリングのコツ。それは、「花瓶は小さめのものを選ぶ」こと。大きな花瓶や、口が広いモノはたくさんの花がないとまとまらず、難しいそう。どんなお花でも入れられるように、ついつい大きいものを選んでいた私、反省です。

「まずは一輪挿しからスタート。高さも大事で、15cm、10cm、5cmくらいのものを用意しておくと、手入れして少しずつお花が短くなっていっても、長く楽しめますよ」

ヴィンテージのガラス瓶に飾られたスタイリングが参考に。

ヴィンテージのガラス瓶に飾られたスタイリングが参考に。

大きめの花瓶でも、口がすぼまっているものであれば、全体にメリハリが出てうまくまとまるそう。

大きめの花瓶でも、口がすぼまっているものであれば、全体にメリハリが出てうまくまとまるそう。

時代の変化にあわせて様々に形を変え、東京の「今」にフィットする、かっこいいスタイリングを提案してきた farver。
同じ中目黒に、男性も通えるような花屋を、と、鉢物や花器も扱う別店舗、CONDUITもオープンしました。
「新しいことをやっていると楽しいし、人との出会いも楽しい。夢を見せられる花屋になっていきたいです」とお話してくれた渡辺さん。
今後もどんなスタイルになっていくのか、楽しみなお店です。

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farver
東京都目黒区中目黒3-13-31 U-TOMER 1F
03-6451-0056
月~金 12:00~20:00 / 土日祝 12:00~19:00
http://farver.jp/

CONDUIT
東京都目黒区上目黒2-16-9 1F
03−5708−5811
月〜金 13:00~20:00 / 土日祝 13:00~19:00 / 木曜定休、そのほか不定休
http://www.conduit-nakameguro.jp/

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