single.php
アナログの楽しみ方。 Vol.2

フィルムカメラのスローな魅力『ポパイカメラ(東京・自由が丘)』

シェア
フィルムカメラのスローな魅力『ポパイカメラ(東京・自由が丘)』

スマートフォンで思い立ったらすぐ、カメラが起動できる今、いつでも身近にある「写真」。デジタルの写真は、撮ってすぐに確認をしてSNSにアップして、スピーディーに大量に、流れていきます。そんな時代だからこそ、少し時間をかけて、ゆっくり写真に向き合うことのできる”アナログ”な手法が注目されているのかも。チリチリとフイルムを巻いて、ワクワク現像を待って。「手触り」のある写真を楽しんでみませんか?
(text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai)

ウェブライターをしているから、一応デジタル一眼を持っているのだけどカメラの知識はまだまだの私。いろいろ、覚えなくてはいけないことが多くて苦手意識もあり、フィルムカメラなんてとても難しくて手が出せない……と感じていたのだけど。
今年で80周年の老舗写真店「ポパイカメラ」の店頭にずらっと並ぶ、中古のフィルムカメラ。お値段は、状態にもよるのだけど3万円前後〜と、デジタル一眼と比較してもけして高くない。使い方を丁寧に教わっていたら、「ちょっとやってみたいかも!」と思ってしまった。フィルムカメラ、一緒に始めてみませんか。

お話を聞かせてくれた猪野又千恵さん

お話を聞かせてくれた猪野又千恵さん

猪野又さんおすすめのフィルムカメラ、Nikon FE(Silver)中古のレンズ付きで ¥44,800(参考価格)。つけてもらったのは、ハリスツイードとコラボしたポパイカメラオリジナルの限定ストラップ(¥4,980+税)。

猪野又さんおすすめのフィルムカメラ、Nikon FE(Silver)中古のレンズ付きで ¥44,800(参考価格)。つけてもらったのは、ハリスツイードとコラボしたポパイカメラオリジナルの限定ストラップ(¥4,980+税)。

ポパイカメラでは、すべてのフィルムカメラをボディとレンズセットで販売していて、初めてのお客さんには、フィルムを入れるところから撮り方を丁寧にレクチャーしてくれる。

「正直、中古カメラだけではそれほど利益にはなっていないのですが、どんどん撮影して、どんどん現像しにきてくれたらいいなと思って、やっています。現像に出すときに必ずお会いするので、そのときに、わからないところを聞いてもらったりとか、お話することも多いんですよ」

初心者の私、興味津々で使い方をお聞きしてみたら、こころよく丁寧に使い方をレクチャーしていただけた。

フィルムカメラの使い方

フィルムをセットする

フィルムをセットする

左のレバーでフィルムを巻き、フィルムの「感度」を合わせる。

左のレバーでフィルムを巻き、フィルムの「感度」を合わせる。

シャッタースピードを調節する 「このカメラはAUTOがついているので初心者におすすめです」

シャッタースピードを調節する
「このカメラはAUTOがついているので初心者におすすめです」

絞りを合わせる

絞りを合わせる

レバーを引いて「ON」の状態に。

レバーを引いて「ON」の状態に。

あとは、ファインダーをのぞいてピントを合わせ、シャッターボタンを押すだけ!

あとは、ファインダーをのぞいてピントを合わせ、シャッターボタンを押すだけ!

アナログは、仕組みがわかりやすいところがいい!

「たとえば、この電源ON/OFFのレバーは、レバーを引いているとシャッターボタンが押せるようになる、ていうすごく単純な仕組みです。
1回わかると、アナログのほうが意味がわかりやすいんですよ。デジタルだとどうなっているのかわからないいので、アナログのほうが好き、ていう方も多いですね」

なるほど、たしかに1度レクチャーを受けてみると、ひとつひとつの目盛りの意味が目に見えるから覚えやすいし、次はこうしてみよう、なんて楽しみもわいてきそうだ。

こちらは、最近女性にも大人気という二眼レフカメラROLLEICODE Vb ¥73,800+税(参考価格)。より大きなフィルムを使うため描写力の高さもさることながら、見た目の可愛さにキュンとする。

こちらは、最近女性にも大人気という二眼レフカメラROLLEICODE Vb ¥73,800+税(参考価格)。より大きなフィルムを使うため描写力の高さもさることながら、見た目の可愛さにキュンとする。

”わざわざ”フィルムで撮るのが好き

平日午前中に伺ったが、お店には現像をお願いしにくるお客さんがひっきりなし。「今日はまだ落ち着いているほうですよ」と猪野又さん。デジタルとフィルムの割合は5:5ぐらいで、フィルムカメラの愛好家には昔からのファンの方のほか、女性のお客さんも多いそうだ。
今、あえてフィルムカメラを選ぶ理由はどんなところにあるのだろうか?

「デジタルカメラが出たばかりのころは、フィルムのほうが綺麗だから、フィルムで撮る、と思っていたんですが、最近のデジカメだと全体的に綺麗で、細かいところまできちんと描写しますよね。逆に、フィルムには曖昧な良さがあると思っていて。ざらついたり、粒子が見えたりとか、光の捉え方が、脳裏に残ったそのままの思い出感があるというか。フィルム写真のほうが、想いが残る感じがします」

プリントサービスでは、マット紙への印刷や、フチあり印刷など、普通の写真店では受けてくれないプリントも対応してくれる。

プリントサービスでは、マット紙への印刷や、フチあり印刷など、普通の写真店では受けてくれないプリントも対応してくれる。

シンプルで使いやすいオリジナルのアルバムも販売(8ページ 780円+税〜)

シンプルで使いやすいオリジナルのアルバム(8ページ 780円+税〜)

ポパイカメラ店内には、カメラやフィルムの他にも、オリジナルのアルバムなど写真を撮ったあとも楽しめるグッズもたくさんある。

「デジタルだと撮ったところで満足してしまうけど、フィルムカメラの場合は写真になってはじめてわかるので。焼き増ししたり、そのあとまで続く、手に残る”モノ”になるというのも、楽しみのひとつですね」

ポパイカメラ 自由が丘本店

dsc06926
東京都目黒区自由が丘2丁目10-2
03-3718-3431
OPEN : 11:00~20:00 水曜定休
http://www.popeye.jp/

>goodroomで自由が丘駅の賃貸を探す
>goodroomで東急東横線の賃貸を探す
>goodroomで目黒区の賃貸を探す

シェア
フィルムカメラのスローな魅力『ポパイカメラ(東京・自由が丘)』
この記事を気に入ったら
いいね!しよう
twitterで購読

関連記事

街で人気のボタニカルショップ Vol.1

南仏を感じるアンティークとグリーンの素敵なバランス 『BROCANTE(東京・自由が丘)』

植物をうまく暮らしに取り入れ、楽しむヒントを探しに、街で人気のボタニカルショップをたずねます。 今回おじゃましたのは、フランスアンティーク家具の販売と、ガーデンプランニングを行うBROCANTE(ブロカント)。南仏と植物を愛するオーナーさんの素敵なバランス感覚が感じられるお店です。…

アナログの楽しみ方。 Vol.4

新メディアとして注目されるカセット。『Waltz(東京・中目黒)』

今年9月、「4000万曲以上の楽曲を聞き放題」というユーザー数世界一の無料音楽配信サービス「Spotify(スポティファイ)」がついに日本初上陸した。LINE MUSIC、AWA、Apple Musicに続き、このアプリ参入で、日本のストリーミング音楽人口はますます拡大傾向。さらに超高品質のハイレゾ音源の配信も続々と始まり、もう音楽シーンはデジタル音源のスマホで充分。ところが、時代に逆行するように…

アナログの楽しみ方。 Vol.6

手紙を読むように、「zine」を読む『MOUNT ZINE Shop(東京・都立大学)』

本屋さんに立ち寄って、棚に並べられたいろんな雑誌の表紙を眺め、手に取る至福の時間。大好きな雑誌を手にいれ本棚に並べるときには、特別な価値があるように思います。最近では、北九州市が発行し一部の地域やお店限定で配布する雑誌「雲のうえ」にファンクラブができるなど、出版社によらず自分たちで作る雑誌「zine」も人気。「zine」の発行・販売をしているお店に、その魅力をあらためてお聞きしてみました。 (t…

街で人気のボタニカルショップ Vol.8

嗅覚を研ぎ澄ませたオリジナルのボタニカル空間『farver』(東京・中目黒)

植物をうまく暮らしに取り入れ、楽しむヒントを探しに、街で人気のボタニカルショップをたずねます。 今回紹介するのは、中目黒にある隠れ家的なショップ、『farver(ファーヴァ)』。時代に対する嗅覚を研ぎ澄ませて、様々なスタイリングを提案してきたディレクター、渡辺礼人さんにお話を聞きました。…